【ネタバレあり】「劇場版おっさんずラブ」映画の感想・レビュー！動画の見方も

2020.6.17. カテゴリー DIARY

「劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD」あらすじ

※ここからはネタバレあり！

不動産の会社で営業として働く春田創一が、
ドラマ版でカップルとなった牧凌太と幸せに暮らしていくのかと思いきや
波瀾万丈色んなことが起こるというストーリー。

ドラマ版を見ていない方は設定がよくわからないかもですが、
そういう方はドラマを先に見た方がいいかも。

（ちなみにドラマ版もAmazonプライムビデオ無料お試しと
動画配信サービス【TSUTAYA TV】で見れるようです。
一応時期によって違うとも思うので各自ご確認いただければと思います）

ドラマ版の最終回の1年後、主人公の春田が転勤先の上海・香港で
指輪を買うところから始まります。
その指輪を持って満を持して帰国と思いきや、
そこに牧がサプライズで訪ねてきました。

なんと春田の部屋には別の男性が・・！
酔っぱらった男性を介抱してうちに泊めてあげただけらしいのですが
牧に説明することもできず、そのまま牧は出ていってしまいます。

そんな勘違いをされたまま転勤先から帰国。
戻ってきた営業所には新しく山田正義（ジャスティス）という
新しいメンバーもおり、挨拶をしていたところ、
本社からきた狸穴率いるエリートチーム、「Genius 7」が
突然営業所に現れ、プロジェクトの資料を持って、
強引に「プロジェクトは我々が引き継ぐから、あとは
地上げ交渉を月末までに完了させるように」という
無理難題を押しつけ去っていったのでした。

そのエリートチームの中には牧も含まれており、
本社に戻ったことも知らされていなかった春田は
そのまま家でも仕事に対する考え方の違いなどで
牧となかなか歯車が噛み合いません。
そして春田の母がちょうど現れたところで、
牧は「実家の方が本社にも近いし、実家に戻ります」
と同棲を解消します。

そんな中、黒澤部長が階段で転倒し、病院に運ばれます。
特に異常はないかと思いきや、春田のことだけ忘れてしまった様子。
そして再び、記憶にない春田に恋心を抱きます。

地上げ交渉の中、担当エリアのうどん屋さんで
うどん粉を浴びてしまったことにより、
ジャスティスと部長、春田はサウナへ。
そこへ牧と狸穴が仕事後にたまたま同じサウナにきて5人が乱闘。
閉店時間となり男同士の戦いは終了します。

ある日牧は過労で倒れてしまいます。
春田には知らされず、牧の父から倒れたことを聞き、病院へ。
すると隣にいたのは狸穴。
2人の溝はどんどん広くなっていきます。

ただし、一緒に行くと約束していた花火大会へは
一緒にいったようでした。
指輪を渡そうと用意していた春田でしたが、
牧がトイレに立った時に、狸穴が牧に
「今から会えないか」とメールを送って来たのを
偶然春田が見てしまい、そこからケンカ。
2人は勢いで別れてしまいます。
ちょうど通りかかったジャスティスが「いいんですか？」
と聞くも、春田は指輪も川に投げてしまいました。
ジャスティスの助けもあり、指輪は拾い上げられ、
ひとまずその日は終了。

そして仕事では天空不動産がリゾート開発の
パートナーとしていた会社が麻薬密売の疑いがある
ということが発覚し、取引停止に。
天空不動産の会長の娘がそのパートナーの会社に
人質に取られてしまいます。
本社に乗り込もうとして偶然きいてしまった春田は
その会社に出向いていき、そのまま人質に。
会長の娘と24時間の時限爆弾とともに牢屋にいれられました。

携帯で居場所の手がかりを営業所の人たちに伝えたところで
電池切れ。営業所のメンバーと牧は春田と会長の娘を探しに
近くまでやってきました。

時限爆弾を牢屋のおりから外に投げることで、
爆発での死は免れた２人。
その爆発で助けにきたみんなは春田と会長の娘の居場所を知ります。
牧と黒澤部長は建物の中に入り、春田を助けようとします。
無事会長の娘は脱出に成功。
火の手があがり牧と春田のみ取り残されてしまいます。

そこで2人は素直な気持ちをうちあけ、別れ話を撤回。
最終的にはなんとか建物からも脱出できました。

無事生還した牧にシンガポール転勤の話が。
指輪を手に考える牧。
夢を追いかける牧を応援する、と春田に背中を押されたかたちで
シンガポール行きを決心したようです。

最後は結婚式のシーンは牧と春田かと思いきや、
ジャスティスと会長の娘。
牧と春田は下の名前を呼び合い
春田は牧をシンガポールに送り出しました。

「劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD」感想

ドラマの続編として、ドラマを見ていたからこそ楽しめました。
でもドラマを見ていなかったら意味がわからない部分も多かったかも？
全体としては劇場版ということもあって新キャラの出現も
見せ場であるサウナでの乱闘シーンも面白かったです。

一番いいなと思うのが、男性同士の恋愛観を誰一人否定しないこと。
現実だったら誰かは「そんな男性同士の恋愛なんて」と
言う人が絶対いると思うのですが、当たり前のように受け入れてるし、
LGBTQ差別が一切ない世界観は素晴らしいなと思いました。
ただし登場人物に男性が恋愛対象の男性が多すぎて、
現実離れしてるなというところは突っ込みどころとしてはありますが笑
まあそもそも社内恋愛というか部署内恋愛がすごすぎる
コメディードラマだと思うので現実離れとかいう話でもないですが・・。

新キャラの男性2人ももしかして男性が恋愛対象なのかと
思わせぶりでしたが、その2人は女性が恋愛対象だったもよう。

役者さんはみんな味があっていい感じですが、
個人的には大塚寧々がかわいすぎてきゅんとします。
50歳超えてるのにまずびっくりだけどそんな風には見えない！
主役の田中圭さんは今まで全然知らなかったけど、
相当今までドラマとか映画出てたのね・・。
見たことあるドラマや映画にもクレジットされてるけど
全然気づかなかった・・。

さて物語に戻りますが、このように色々盛りだくさんの映画でしたが
最後のあたりで牧がいきなり指輪をすでに持っていたところが
かなり疑問でした・・いつ渡した・・！
そして最後の結婚式のシーン。ここは牧と春田ではなくて
なんとジャスティスと会長の娘！
ある意味サプライズでびっくりしましたが、
肝心の主役２人は・・？

結局結婚して終わるのではなく、
牧が海外赴任に向かうところでバイバイして終了。
またドラマのように続きがあるような終わり方でした。

しかし！
ドラマで続編が昨年末あたりにやっていたそうですが、
設定やキャラがかわっており、主役の春田と上司の黒澤部長は
そのまま田中圭さんと吉田鋼太郎さんが続投ですが、
それ以外はキャストも設定もかわっていて、
続編というか結構別物になってそうな感じ。
（見てないのでわかりませんが）

ということはもう牧と春田は見れないのでしょうか・・。
と思うところはありましたが、よく考えてみたら、
結末はそれぞれ見た人の心の中で自由に想像してね、
という方向性なのかな？とも思いました。
物語は終わらない、的な。

というわけで飽きさせられることなく見れた
「劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD」。
ドラマを見た方は特に、ぜひみてみてくださーい。