カナダで出産!検診や分娩・入院まで全てわかる完全ガイド

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皆さんこんにちは。先日第二子を出産したMayukaです。
先日と言ってももう2ヶ月半たってしまい、
これをあと4回やったら1歳かとセンチメンタルになる今日この頃です。

今回は出産についてブログを書いたのですが、
カナダでの出産は2度目で、初めてよりは余裕があったものの、
やはり知らなかったら大変だっただろうなと思うこともあったので、
出産するにあたり、検診はどうやって予約すればいいか、
どんなものを用意したらいいのか、無痛分娩について、
入院生活はどのようなものなのかなどの情報をシェアできればと思い、記事にしました。

私はバンクーバーで出産したのですが、BC Women’s hospitalで出産しました。
州や病院によって違いはあると思いますが、皆さんの参考になれば幸いです!

ミッドワイフ(助産婦さん)か産婦人科医か?

まず妊娠したらミッドワイフと呼ばれる助産婦さんに検診してもらうか、
病院の産婦人科医に検診してもらうかを選びます。
ファミリードクターがいる方は、まずはファミリードクターにかかって、
そこから相談もできると思います。
私も最初はファミリードクターで妊娠が本当かどうかの血液検査などをして
その後助産婦さんを紹介してもらいました。

助産婦さんと産婦人科医師の違いは、助産婦さんだと帝王切開などの
医療行為ができないということ。
出産の時に子供を取り上げるのは可能です。
よってリスクの低い妊娠であれば助産婦さんを選ぶのが可能とのこと。
もし元々何か持病があるなどの方でハイリスクと位置付けられる方は
産婦人科医に診てもらうことが多いようです。
助産婦さんの場合はケアが手厚い、帝王切開になる可能性が低い(自然分娩を推奨するので)
などというメリットがあるようですが、産婦人科医の場合だと
何か起こった時に対応が早いなど双方に違ったメリットがあるかと思います。

私は助産婦さんをファミリードクターに紹介してもらいましたが、
自分で検索して診てもらうことも可能。
下記のサイトで検索すると、助産婦さんのいるクリニックを検索することができます。
Midwives Association of British Columbia
私が行ったのはSouth Community Birth Programで、
ここの院ではDoulaがドネーション制で利用できるということもあり、
選ぶ方は多いようです。
他にもバンクーバー市内だけで10箇所ほどあるので、
ご自宅の場所なども考慮の上、選ばれたらいいかと思います。

どの病院で出産するかは通っていた病院による

バンクーバーで出産する場合はBC Women’s hospitalかSt.Paul hospitalでの
出産になるかと思いますが、どうも検診で通っていた病院が
どの産院と提携しているかによるようです。
私の通っていた助産婦さんの病院はBC Womens hospitalと提携していたので
出産はそこでとなりました。

カナダで妊婦検診や出産の費用はどれくらい?

カナダで妊娠・出産する場合の費用は健康保険で全てカバーされます。
無痛分娩や帝王切開などもカバーされ、入院時の食事なども無料です。
ダウン症があるかどうかの検査など、
年齢によってはオプションの検査などは自費なこともありますが、
高齢出産の場合はカバーされる場合もあり、
基本的には自分で検査を受けるか受けないか選ぶことができます。

カナダで妊婦検診は何回?超音波検査は?

カナダでの妊婦検診は、私の通っていた病院では最初の検診が12週頃にありました。
そこから4週間に1回、出産予定日が近づいてくると2週間に1回のペース。
最後の予定日前の1〜3週間前はその人の出産プランによっては
さらに検査や検診が入ってくる場合も。
最初の検診が結構遅めで大丈夫かなとも思いましたが、
その前に確か心音を確認する初めての超音波検査があったりしたかと思います。

超音波検査は最初のが1回と、途中で1回の2回でした。
カナダでは超音波検査の回数は少なく、2回程度の人が多いようです。
リスクの高い場合や問題があった場合などは必要に応じて行われるかと思います。

また、年齢や体調によって様々な検査は行われます。
私の場合、年齢的にダウン症のスクリーニングの血液検査が
勧められたので受けたり(無料でした)、
妊娠糖尿病の検査(前回の妊娠では妊娠糖尿病だったため)をしたりしました。

カナダで出産する時、入院期間や持ち物は?

カナダで出産する場合は、入院期間は1、2泊というのが一般的です。
健康保険でカバーされている分、手厚くずっとベッドで数日過ごせるという感じではありません。
私は第一子、第二子ともに夜で週末の出産だったこともあり、
2泊することができました。1泊でも帰れると言われたのですが、
その場合血液検査のために再度次の日きてくださいねと言われるし、
そもそも病院にいた方がごはんも出てくるし何かあった時に誰か助けてくれるので
いやいや2泊いさせてくださいお願いしますという感じで2泊しました。笑

1日目は分娩で、夜8時半頃生まれ、そのあとはカンガルーケアと授乳。
胎盤を出したり麻酔を抜いたり、軽食を食べたり一通りしたあとは、
ゆっくり休んでくださいと就寝時間。
次の日はほぼ授乳と赤ちゃんの定期的なチェックで終わり、
最終日に血液検査や聴力検査をして、全てOKだったことを確認して朝退院しました。
退院もゆっくりで大丈夫ですとのことでしたが、上の子を友人に預けていたこともあって
朝早めに退院し、お迎えに行きました。

持ち物についてですが、一応リストが病院のウェブサイトに載っています。

私的に○△×で重要度を入力してみました。
まず私自身予定日より2週間以上早く赤ちゃんが生まれてしまったので、
書類関係の準備は全くしておらず、でも特に聞かれたりはしませんでした。
バースプランなどこだわりたいかたは書類を記入しておいた方がいいとは思いますが
口頭で伝えても大丈夫かと思います。
私の場合、へその緒を夫に切ってもらうことや無痛分娩の麻酔を使いたいことは
口頭で助産婦さんに伝えており、その通りにしてもらいました。
ただ病院に行く時はMSPのカードだけは持っておいた方がいいと思います。
服関連は赤ちゃん分含めて退院時の服だけあれば大丈夫です。
赤ちゃんは病院のブランケットに包まれるし、お母さんは入院着みたいなので過ごすので。
下着も使い捨てのものがあるので大丈夫で、唯一いるなと思ったのはサンダル。
私は実は救急車で運ばれたので靴類がなかったのですが、夫にあとでクロックスを
持ってきてもらって、それで入院中と退院時を過ごしました。

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スナックはあるに越したことなし。
食事は出るものの、夜中寝れない間にお腹すいたりするし、
出産のタイミングによっては次のご飯がだいぶ先になる可能性もあるので
(私は20時半出産だったのでご飯のタイミングは翌朝でした)
グラノーラバーとかカロリーメイト的なものを詰めておくと安心。
トーストは病院でもらえるみたいだけど、私は今回は食べませんでした。
お水やジュースもどこかからコップとストロー付きでもらってこれるので
水筒なども必要なしでした。私は主に水かリンゴジュースを飲んでいました。

あとはパートナーの寝具ですが、
基本ブランケットなど貸してもらえるので、何もなしでも大丈夫。
もし枕がほしいって人は持っていった方がいいかもしれませんが、
タオル数枚でも代用できるし、なくても全然問題ないです。
あとはパートナーの分の食事はないので、持ってくる必要がありますが、
パートナーの方は病院にずっといる必要はないので買いに行ったりすることができます。
病院の中にも昼間だと売店があると思います(私は行ってないのであまり詳しくありませんが)
今時ウーバーイーツなども頼めるのではないでしょうか。

消耗品系であるおむつ、ワイプ、サニタリーパッドなどは
病院でもらえますので、特になくて大丈夫です。
授乳パッドも通常の出産であれば母乳が出始める前に退院となるかと思うので
なくても大丈夫(帝王切開などの場合はいるかもしれません)

余った分も持って帰っていいよと言われる場合もあるそうで、
何ならSitz Bath(産後に会陰部をお湯に浸せる洗面器みたいなもの)も
持って帰っていいと言われました。

なので絶対必要だったのはサンダル、退院時の服、カーシート(退院時にチェックされます)
ブランケット(カーシートに乗せる時に必要だった)、歯ブラシ、くらいです。
私のように予定日より早く生まれる可能性もあるので、
カバンに早めにまとめておくことをおすすめします!

BC Women’s hospitalのBright Start Bundleは必要?

BC Women’s Hospitalで出産予定の方には封書で
Bright Start Bundleの案内がくるかと思います。
内容は個室かセミ個室(二人一部屋)を希望する場合、
1日あたり$195(個室)ないし$165(セミ個室)でリクエストでき、
さらに滞在中の駐車料金が無料になるのとテレビや電話が使えるという
オプショナルのパッケージプランです。

ただ私はこれまで2回BC Women’s hospitalで出産しましたが
どちらも個室での入院で、周りの人も聞くと個室だった場合が多いようです。
なので一旦入院するまで決断は待ってみて、でもいいかもしれません。
ちなみに部屋はこんな感じ。夫はこのソファがソファベッドだったので
ベッドの形にした状態でブランケットを借りて寝ました。

Doulaは必要?役にたった?

初めての出産の時は、パンデミック前で、Doulaがまだ早期陣痛の時に自宅にきてくれて
痛みを和らげることや陣痛の感覚が狭まるように色々してくれたので
心強かったですが、今回はパンデミック後ということで自宅には基本こなくて
病院での合流とのことでした。
うちは上の子もいるし、場合によっては夫が上の子のケアをしないといけないことも
想定してDoulaを頼みましたが、病院に行ってしまえば看護師さんも助産婦さんもいるし
正直Doulaの人は頼まなくてもよかったなと思いました。

カナダで出産の場合の入院中の食事は?

私の入院していたBC Women’s Hospitalでは、なんと注文制で、
数あるメニューの中から自分の食べたいものを電話でオーダーし、
それを病室まで持ってきてもらえるというものでした。
結構カナダで入院している時の病院食はおいしくないという話も聞きますが、
自分で選べるのが嬉しいのと、味もそんなに悪いものではなかったです。

メニューはこんな感じで、朝ごはんが裏ページに、
昼ごはんと夜ご飯が共通で中面ページに載っています。
(クリックすると大きくみれます)

メインのメニューを選んだ後、サイドメニューやデザートなどを追加できますが、
サイドメニューやデザートは2品くらい選べたり、ドリンクもコーヒーとジュースなどと
両方選べたりするので、多めに頼んであとに取っておいたり、
パートナーとシェアしたりしました。

一回目の食事は出産翌朝の朝食。

パンケーキ2枚、ソーセージ2本、ハッシュポテト3つ、オムレツ。
そしてりんごとコーヒー、リンゴジュースを頼みました。

昼食は魚が食べたいなと思って白身魚のフライを選択。

野菜も取りたかったのでサイドでマッシュドポテトと温野菜を頼んだのですが
温野菜はにんじんのみで、全部は食べきれなかった・・。
スープもあったので頼みました。バジルトマトスープとかだったような。
本日のスープという感じで、2種類ありました。
あとはデザートでサンドイッチアイスを頼んだんですが、
これは半分溶けてたので食べるのが大変だった。
そういえば前回の出産の時もこの溶け気味のサンドイッチアイス食べた気がする。

夜はラザニアとシーザーサラダ。本日のデザートがキャラメルバニラケーキだったので
それをオーダーしたのに加えてダイジェスティブクッキーもお願いしました。
おいしかったけどちょっと量的に少なめだったので
サイドメニューもう一品頼んでもよかったかも。

そして最終日の朝食はフレンチトースト、ハッシュポテト、ソーセージ、
さらにヨーグルトパフェとバナナ。

フレンチトーストはちょっとイマイチで、前日のパンケーキの方がおいしかった。
バナナはあとでお腹がすいた時の非常食またはもし退院前に子どもが来た時用に
取っておこうかなと思って頼んだもの。

野菜は意識して選ばないとちょっと不足気味になるけど
自分で作らずにこれだけの種類のご飯が食べれるのは嬉しい!
ちなみにコーヒーはDecafのものが選べるので授乳を始めるお母さんも
飲めるのが嬉しかったです。

カナダで出産する際、無痛分娩を選びたい!という方は

先ほども述べたように、追加費用はかからないので
無痛分娩を希望する方は先にミッドワイフまたは産婦人科医に
その旨を伝えておくとスムーズです。
そうでなくても病院に行った時点で「Epiduralを希望します」というと
子宮口全開で麻酔科医も捕まらなくて間に合わないという以外は
対応してくれると思います。
(実際に私の友達で間に合わなかった人がいたので・・)
今回私は破水が先に起こったために子宮口が3cmの状態からEpiduralをしてくれたので
ほぼ陣痛に苦しむことなく出産まで漕ぎ着けました笑
(通常は子宮口が4cm以上でないと自宅に帰される)
Epiduralをしたあとは促進剤であるOxytocinを点滴されて、
陣痛の間隔が狭まるまで待機します。

子宮口1センチ開くのに1時間かかると聞いていたので私の場合
7時間くらいかかるのかなと思っていたら、多分3〜4時間で産むタイミングとなりました。
産んだあとに少し縫われたりもしますが、それも感覚がないので痛みなし。
あとは出産後麻酔を止めて、痛み止めを4時間おきに飲むように言われます。
最初トイレに行く時など立てなかったり歩けなかったりですが
徐々に感覚は戻るので、とりあえず看護師さんのお世話になりながら過ごせばOK。

カナダで出産したあとの産後検診は?

前回の時は確か次の日の朝イチで来てくださいとのことで、
出産3日目にしてひーひーいいながら病院行った気がするのですが、
今回は日曜に退院して次のアポは水曜でした。生後5日目。
これはまた産院ではなく通っていたミッドワイフのクリニックに行くというもの。
生まれてからは助産婦さんではなく看護師さんとのアポ。
とはいうものの色々検査をしたりアドバイスをくれたりと
看護師さんだからといって心配する要素はゼロです。
初回のアポでは1時間ほど時間をとって色々心配ごとはないかとか、
メンタル面のケア、授乳のチェックアップなどしてくれました。

産後6週間は助産婦さんのクリニックで定期的に赤ちゃんを見てもらえます。
卒業の時はさみしいですが、かなり丁寧にケアしてくれるなという印象。
産んで終わりではなく、ちゃんとしっかり時間をとって検診してくれるのがありがたいです。

というわけでカナダBC州バンクーバーでの出産の場合をまとめてみました。
妊婦さんの助けになれば幸いです!

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