海外就職!カナダで保育士になった私の就職活動から内定まで

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2017年4月末で大学を晴れて卒業した私。
日本のように新卒だからって就職に有利なわけではないし、
何ヶ月も前からリクルートスーツ来て一斉に就活っていう文化ではないので、
私が就職活動を始めたのは卒業の1ヶ月前、3月末頃でした。
カナダでは大学で学んだことを仕事につなげることが多く、
やりたい仕事につくために大学に行き直す人もいるほど。
私は保育学部だったので、保育士以外の道は考えてなかったのですが、
保育士としてその先何年後かの希望のキャリアプランが
在学中見えてきていたので、その目標にあった道に進むためには
どうしたらいいかを大学の先生に相談しに行ったのが最初でした。
そこから思わぬ展開で就職が無事決まったので、
今日はその過程を記しておきたいと思います。

2017年3月下旬

相談した大学の先生は、保育実習時に私の担当だった先生で、
自身も保育士として働いたあと、保育園の園長として働いていた
現場もよく知っている先生。
私の相談事に実に的確に色々答えてくれました。

「そのキャリアプランなら、組織的に大きい保育園で働いた方がいいと思うから、
あなたの実習先だったAグループはどう?あとは組織的には少しAグループより
小さいけどBグループもオススメよ。」との提案。

Aグループは10以上の保育園を運営する大きい組織で、
Bグループはいくつかの保育園(デイケア)、アフタースクール(学童保育)、
プリスクールを運営している組織。

実習先は良い思い出しかなかったので
むしろAグループは第一希望就職先にしていたくらい。
またAグループではすでにサブとして働いていたので
Aグループのいくつかの保育園ではすでに就労経験がありました。

サブとは臨時教員のことで、オンコールとも呼ばれるポジション。
正規の保育士さんが病気や休暇で休んだときに代わりで入る
代理の保育士のこと。それ以外でも休憩回しのためにサブの保育士を使ったり、
園によって働き方は様々ですが、保育園に呼ばれることが多ければ
サブでもフルタイム並の時間数働くことも可能です。

提案してもらったBグループは、授業で一度
そのグループの運営する保育園に訪ねたことがあって、
印象もよかったので、その保育園もいいかもしれないと先生に伝えました。

そしたら先生、

「じゃあ、人事の人に、あなたの保育園で働きたいから
お会いできませんでしょうかとアポをとるメールをしてみて。
誰にメールを送るかは教えてあげるから。
Bグループは私もよく知っているし、私の紹介でと言ってもらっていいから。
履歴書もつけておくといいかもしれない。」

えっでも先生、求人があるかもわからないのにメールするの?
それって相手に失礼になりませんか?と聞いてみたところ、

「いやいやHR(人事)の人たちはそれも仕事のうちだから、
時間取ってくれると思うよ。」

まじか。

ちょうど4月の1週目に就職フェアが学校であり、
AグループもBグループも就職フェアに参加する予定だったので、
「もし就職フェアまでに返事がこなかったら
その時に直接聞いてみたらいいから、まずはメールしてみて。
で数日たっても返事がなかったら私に一旦教えてちょうだい」

と心強いお言葉をいただき、
ドキドキしながらAグループとBグループの人事担当に
メールしてみました。

結果、Aグループは、
「今志願者からのメール受付中で、
もしあなたが面接に進めることになったら連絡する」との返事。

Bグループからはすぐに電話がかかってきて、
「まずは電話面接をしたいので今時間いいですか?」との連絡!
その時ジムにいたので、「今ちょっと出先なんですが」と答えたんですが
今すぐにでも話できないかというような勢いだったので、
とりあえず5分後に折り返しますと言って、
静かな場所に移動して電話面接を受けました。

電話面接のあとまたすぐ電話がかかってきて、
直接会って面接をしたいので空いている日を教えてくださいと言われ、
数日後に面接というかたちで伺いました。

2017年4月頭

さていよいよBグループ面接。
面接自体は45分くらいだったと思うのですが、
「どうしてこの保育園で働きたいと思いましたか?」
という質問で始まったので、
「授業で一度Bグループの運営する○○保育園を訪ねたことがあって、
その時保育園の中のレイアウトとかセッティングとかおもちゃとか、
すごく素敵だなと思ったのがきっかけです。」
と答えました。すると・・
「ちょうど○○保育園の3〜5歳のポジションに空きがあるのよ!」
とのこと!

その後は「こういうときあなただったらどう対処しますか」とか
「あなたが大事にしている保育の3つの理念を教えてください」とか
「あなたの長所と短所を3つづつ教えてください」
とかいった質問をされ面接終了。

最後にリファレンス(推薦人のリストのこと)を求められ、
保育士として働くために必要な書類である
無犯罪証明書の申請書を提出して終わりました。

直接面接をしてもらったのが就職フェアの2日前。
就職フェアにはもともと行くつもりだったし、
就職フェアの日の時点で面接の返事はきていなかったので
予定通り就職フェアにいきました。

まずは面接をしてもらっていたBグループに挨拶へ。
「先日は面接してくださりありがとうございました」
というと、担当者からこっそり、
「You know what? We want to hire you.
Once we talk to all your references, we gonna call you.
(あなたを雇いたいので、推薦人全てと話が出来たら電話する)」
とのこと!

カナダでの保育士採用にはリファレンスチェックというのがあり、
企業側は応募者の推薦人に連絡をして、その人がどういう人かを確認します。
その他の職種もリファレンスチェックがあることは多いですが
保育士は特に州の保育規定で決められているので必須。
就職の相談に乗ってもらっていた大学の先生と、
今までサブで働かせてもらっていた保育園の園長に推薦人になってもらいました。

リファレンスでこっそり悪評叩かれなければ、
もう就職も決まったようなもの。いわゆる内々定です。
Bグループからは「今日はだから履歴書配らなくていいからね!」
と言われました。笑

というわけで内々定をいただいた私でしたが、
第一希望だったAグループにも一応挨拶しにいきました。
すでにサブとして働いていたこともあり担当者も私の顔は認識した模様。

すると、
「ちょうど今Aグループの□□保育園で、
フルタイムの募集があるからよかったら応募して」
と求人情報を渡されました。
Aグループ、第一希望だったし応募するべきか、
それとも内々定をいただいたBグループの○○保育園で
そのまま行くべきかと少し悩みましたが、
応募しなければ採用されることもなく、
どちらも内定もらって悩むこともないだろうと思い、
Aグループには応募自体をしないことにしたのでした。

というわけで私の就職活動もほぼ終了。
と思っていたのですが・・

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2017年4月下旬

それから待つこと2週間弱。Bグループから正式に採用したいとの
メールをいただき、いつから働けるかを話し合い、
5月2週目から働くことになりました。

第一志望ではなかったけど、一度訪ねていたので雰囲気は知っていたし、
建物や設備も新しくて学校で習ってきた理念とも近かったので、
Bグループでまずは働かせてもらうか!と思っていました。
永住権獲得に向けてフルタイム・パーマネントの仕事が
すぐにでも必要だったというのもありましたが。

そんな中・・。

なんと、第一志望だったAグループから、
面接のお知らせがきたのです!
応募自体はしてなかったと思ったのですが、
最初に履歴書とともに送ったメールが「応募」とみなされたようで、
面接を5月の頭に行いますとの連絡が。

正直、面接を受ける事自体すごく悩みました。
受けたら行きたくなるだろうし、最終的にどっちに行こうか悩むかもしれない。
でもBグループでの仕事が始まるのは5月の2週目からだったので、
一旦面接には行きますという返事をして、
まずは色々な人に相談してみようと思いました。
もし辞退することになればその面接の直前または直後に
仕事が決まったことにすればいいよね、と自分に言い聞かせ。

ちょうどAグループの保育園である元実習先に行く用事があったこともあり、
「実はこうこうこういう状況で悩んでて。
今度面接があるんだけど、何人他の候補者がいるかもわからないし、
他の保育園でもう働き始める日が決まってて・・」
とその保育園の園長先生はじめ他の先生に相談したところ、
「書類でふるいにかけられて面接まで行くのはだいたい4人。
私達は本部に何も言わないから受けるだけ受けてきなさいよ。
面接の練習にもなるし、どんなことを聞かれるかがわかるだけでも
将来あなたがここに戻ってきたいなら役に立つだろうから。」
と親身になってアドバイスしてくれました。
「そして、最後に面接官に正直に言うといいよ、
実は他で仕事の内定をもらっていて、
でも一番働きたい園はここだから、面接を受けにきた、と。」

まだ面接を受けるか迷っていた私でしたが、
それを聞いて、とりあえず面接だけは受けにいって、
その場で人事の人と話そうと心に決め、面接に行くことを決めました。

2017年5月頭

ついに面接の日。Bグループへの就職は
あと1週間に迫ったある日、面接を受けにいきました。
まずはAグループの歴史などから説明をうけ、その上で今募集している保育園では
どのような人材がほしいかということを教えられました。
その後Bグループを受けたときと同じようないくつか質問があり、
最後にいつから働けるかなどの質問を受けたので、
「実は・・」と他で内定をもらっていること、
でも将来的にはいつかこの保育園で働きたいと思っているので
面接を受けに来たことなど熱意と誠意をもってプレゼンしました。
担当者の方々は、驚いてはいましたが、その場では嫌な顔をせず、
私の話をちゃんと聞いてくれました。

結果がわかるまで1週間かかるとのことだったので、
それであればもう他の保育園の仕事が始まってる頃だと思うので
辞退をせざるを得ないかもしれないとも伝えました。

正直、自分から辞退するという行為はすごくつらかったです。
受かる可能性は4分の1なので、そのまま内定なく受けてたとしても
受からない可能性のが高い狭き門ではありました。
でも面接まで行っておきながら第一志望をあきらめるというのは
すごく心苦しかったです。

Aグループに何も言わずに、受かったらBグループを辞めて
Aグループに行くこともできたんですが、私はAグループを事前に断りました。
なぜなら、Bグループに迷惑がかかると思ったから。
せっかく内定をくれたのに、それを蹴ってしまっては、
または入ってすぐ辞めてしまっては、またすぐ人を探さないといけなくなるし、
仮に将来Bグループに入りたいと思ってももう戻れない。
また、リファレンスで私をBグループに推薦してくれた人々にも
申し訳がたたないと感じたからです。

Aグループには将来働きたいということを精一杯伝えたので
永住権が取れてからまたサブのポジションからチャレンジすればいい。
一旦はBグループでがんばってみようと決めて、今はBグループで働いています。

というわけで、実質就職活動開始から2週間で、
フルタイムそしてパーマネントの仕事をゲットしました。
仕事をしてみるまでは自分の選択が正しいかわからなかったし、
不安もありましたが、始まってみてからはやると決めたならやるという感じで
今は迷い無く働いています。

Aグループに行ったとしても、同僚や上司と合わなかったりする
可能性もあるので、リスクはゼロではありません。
今のところBグループではそこまで大きな問題もなく
仕事ができているのでよかったかなと。

永住権まではまだ道のりは長いですが、
フルタイム・パーマネントの仕事が卒業後すぐGETできたというのは
大きな一歩かなとは思います。

あとは試用期間が4ヶ月あるので、
無事試用期間をパスできればいいなと今は思っています。

また仕事についてはブログで色々書くかもしれませんが、
現状はそんな感じ。また近況報告できたらいいなと思います!

なお、カナダの大学で保育を学び、現地保育園に就職した
当ブログ「虹ぐらし」筆者Mayukaによる「保育・留学・就職・ワーホリ相談サービス」をはじめました!
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