バンクーバーの日本人率はどのくらい?語学留学・ワーホリでは避けるべき?

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バンクーバーに旅行や留学、ワーホリでくるときに気になる、日本人率。
カナダというと、なんとなーく白人の人たちが英語をしゃべっているのが日常、
というイメージがあると思いますが、実際はどうでしょうか。

まず、カナダは移民の国で、建国150年ちょっとという歴史が浅い国。
その中でもバンクーバーは国内で一番気候がいい都市の一つのため
世界各国の人がバンクーバーに移り住んできた人気の街です。
様々な人種の人が見られ、様々な言語が飛び交うのが聞こえます。

もちろん日本人も例外ではありません。
正直、ダウンタウンを歩けば、必ずと言っていい程一度は日本語が聞こえます。笑

では、バンクーバーに留学やワーホリで来ると、
日本人が多いことによって英語が上達しないのでしょうか?
他の都市を選んだ方がいいのでしょうか?

というわけで、今日はバンクーバーに実際日本人がどのくらいいるのか、
日本人が多いことのメリット・デメリットなどをもとに
語学留学・ワーホリでは避けるべきなのかどうなのかを
ざくざくと検証していきたいと思います!

バンクーバーには日本人はどのくらいいる?

 
ずばり、バンクーバーの日本人の割合は、2011年度の調査によると、1.2%です。
100人に1人くらいといったところですね。
そう考えると、そんなにうじゃうじゃいるわけではありません。
ちなみにバンクーバーの人種構成はこのようになっています。

European Canadian: 46.2%
Chinese: 27.7%
South Asian: 6%
Filipino: 6%
Southeast Asian: 3%
Japanese: 1.7%
Latin American: 1.6%
Mixed visible minority: 1.5%
Korean: 1.5%
Aboriginal: 2% (1.3% First Nations, 0.6% Metis)
West Asian: 1.2%
Black: 1%
Arab: 0.5%

出典:Vancouver Population 2019

ヨーロッパ系カナダ人が一番多く、46.2%となっており、次いで多いのが中国人の27.7%。
そのあとはぐんと減って南アジア人とフィリピン人が6%、東南アジア人が3%、
そして次にくるのが日本人の1.7%というわけです。

バンクーバーの語学学校で日本人の少ないところは?

 
学校により、多少の日本人率の違いはあるようですが、
だいたい20%くらいと考えるとよいと思います。(日本人オンリーの学校除く)

例えば、よく名前を聞く人気語学学校を見てみると、

ISLC 日本人19%(2019年1月現在)
ILAC 日本人夏19%、冬14%(各国30%までの受け入れ制限あり)
Inlingua 日本人18%(2019年2月現在)
LSI 日本人10〜15%

ただし、この数値を見て学校を選ぶと、
結果的に同じように学校を選ぶ人が多く出てきて
日本人の数が増えるということもあるので、
あまりあてにしない方がいいと思います。笑

また、レベルによっても日本人率は違います。
日本人は総じて文法が得意とされているので、
最初のレベル分けテストで高得点をとりがち。
そうすると上級者クラスに振り分けられ、
周りはアジア人が多かったなどということもあります。

実際、私がアメリカで語学留学した時は、
最初から一番上のクラスに配置され、一人を除く全員が日本人でした。
3ヶ月半語学学校に通う予定だったのですが、
ずっと同じクラスで環境をかえたかったので、
途中で1つ下のクラスに替えてもらったりもしました。

また、他の都市に行っても、結局語学学校は留学生が集まるところであり、
語学学校の選択肢が減るだけで日本人だけが極端に少ないところは
ないのではないかなと思っています。

バンクーバーの日本人率はエリアにもよる

 
冒頭で、ダウンタウンにいると必ず一回は日本語が聞こえてくるといいましたが、
これは本当の話で、特にロブソンストリートなどに留学生が多い気がします。
留学生、とあえて書きましたが、日本人だけでなく、
語学学校の友人同士であろうグループが多いのがダウンタウンかなと思います。

これは語学学校のほとんどがダウンタウンにあるため、
放課後どっかいこっかーというグループがたくさんいるんだと思います。
これに対し、例えば地元の学生はどんなところで遊ぶかというと、
地元の大きな公立の大学(UBC、SFU、BCIT、Capilano Universityなど)は
かなり郊外にあるため、ダウンタウンで遊ぶということが少ないのかもしれません。
さらに、学生以外の若者同士で遊ぶ場合も、
車を持っている人がいると、駐車場の観点から
ダウンタウン以外に集まることが多いのも特徴。

さらには、リッチモンドは中国人、コキットラムは韓国人、
ウエストバンクーバーはイラン人が多いと言われるように、
エリアごとで民族が固まっている場合もあります。
日本人が多いエリアはダウンタウン以外にあまり感じたことはありませんが、
少し郊外に行くと、日本人を見かけることは少なくなるのではないかなと思います。

日本人がいることのメリット・デメリット

 
日本人が少なからず1.7%ほどいるバンクーバーですが、
そのような都市に留学したりワーホリしにくることにおける
メリットやデメリットを私なりに考えてみました。

【メリット】

●英語がわからずに困っている時に日本語で相談できる

 
例えば語学学校で初日、授業に参加した時に先生やスタッフが
何を言っているかわからなくて呆然としたという方もいるかもしれません。
そんな時には、日本人の人がいるとこっそり教えてくれたりして乗り切れることも。

ただ、学校によっては英語オンリーというルールがあるところもあるので、
そのような場合は放課後に学校を出てからこっそり聞きましょう。笑

私はアメリカに語学留学していたことがあるのですが、
当時私のちょっと後に入ってきた日本人の人が、
正直に言うとかなり英語レベルが低くて(失礼)、
私によく「ねえ今なんていってたの?」って聞いてきたりしてました。
そんな彼女はしかしコミュ力が高く、英語がわからなくても
日本人以外の友達もたくさんいたし、結局アメリカにずっと住み続けて
今はアメリカ人の男性と結婚して、普通にアメリカで生活しています。

●ホームシックになった時に日本人の友達がいるとありがたい

 
よく留学やワーホリで1年ほどいる予定だったのに、
語学面だったり、仕事関連などで悩んでしまったり落ち込んでしまったりして
予定を大幅に切り上げて帰国してしまう人なども多く見受けられます。
もちろんこれは個人の自由なので、私がとやかくいうことではないのですが、
せっかくカナダに1年住める権利を得たのに、
使い切らず帰ってしまうのはもったいないなーと思ってしまいます・・。

このタイプの方は、特に日本人との交流を避けてしまい、
だからといって他の国の友達もほとんどできなかったという方などに多い気がします。
英語上達に焦るのもわかりますが、気の合いそうな人とは
避けずにある程度の関係を築いておくことをおすすめします。

●英語力が多少低くても日本食レストランなど職に困らない

 
ワーホリでカナダに来る方は、飲食店での仕事を希望される方が多いようですが、
バンクーバーには日本食レストランやラーメン屋さんなど、
数多くの日本人経営飲食店があり、英語力に不安があっても就職には困りません。
日系飲食店で仕事を探す時はjpcanadaという掲示板で探す人が多いです。

ただ、カフェなどであれば、ある程度の英語力があれば
日本人の人でも多く働いている人を見かけます。
ウエスタン料理のちょっといいレストランなどでは、
逆に日本人に限らず外国人をサーバーとして採用しているところは少ないように感じます。
(キッチンスタッフなどはわかりませんが・・)

こだわらなければ、全く職が見つからずに食っていけない、
ということは免れれるはずです。

●文化の違いでルームメイトと合わない時など、日本人のルームメイトを探しやすい

 
私は夫婦でバンクーバーに来たので、ルームメイトをもつ機会はあまりなかったのですが
(最初の1ヶ月のホームステイと、夫が単身赴任中はルームメイトがいましたが)
他国の人と暮らすと文化の違いがあって大変という話を何度か聞いたことがあります。
もちろん国が違うから、という理由だけでなく、人による部分もあるかとは思いますが・・。

例えば我々は、最初にホームステイしていたフィリピン系の家庭で、
金曜の夜など朝方まで庭でパーティーしていて
うるさくて寝れなかったことが何度もありました。
たまたま土曜に学校に行かなければいけなかった時には、
静かにしてほしい旨伝えたのですが、「ここは俺の家だ」と一蹴されたり・・。

あとは電話で話す声がうるさいとか、掃除してくれないとか、
ルームメイトにまつわるネガティブな話は知人・友人からたくさん聞いたことがあります。
そんな中、ルームメイトが日本人だと、
ある程度共通した常識のもと暮らせるのでラクという人も多いようです。

●日本の食材が手に入りやすい

 
日本人が多いバンクーバーだからこそ、日系の食材が揃うのが嬉しいポイント。
醤油、みりん、味噌などはもちろん、わさび、だしの素、そうめん、餅、
焼きそば、お好み焼きソース、納豆などなど、様々なものが手に入ります。
もちろん値段は少し高いですが、送料を考えれば妥当。
日本食レストランやラーメン屋、寿司屋などもたくさんあるので
食で困ることはほぼないと思います。

●留学やワーホリを終えて帰国しても日本人の友人とは国内でまた会える

 
語学学校で出会う友人は、南米や中東、ヨーロッパ、アジア諸国と
色々な人がいると思いますが、一度お互い帰国してしまうと
次に会うのが難しかったりします。
今でこそFacebookやインスタグラムなどでお互いの近況を知れるものの、
私がアメリカに語学留学していた時代は2003年だったので、
メールアドレスを交換して、そのあと多少やりとりはあったもののそれっきり、
というパターンが結構多かったです。
(ただしそのあとFacebookが盛んになり始めた頃に当時の友人たちと繋がれましたが)

その点、日本人の友達とは、帰国後も簡単に会え、
その後も交友関係を保ちやすいでしょう。
留学時代を一緒に乗り切った仲間という感覚で、
より特別な結束感が生まれること間違いなしです。

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【デメリット】

●日本語ばかり使って英語の上達が遅くなる

 
一概にはいいづらいですが、日本語をシャットアウトして
英語漬けになるよりは英語の上達は遅くなると思います。
カナダに留学やワーホリにくる場合はよく、
「カナダ人の彼氏や彼女を作ると英語の上達が早いよ」と言われますが、
やはり日本語を使う環境が多いと、英語のスピーキングや
リスニングの機会は減りますよね。
(まあ英語のためにカナダ人の彼氏彼女を作るのはあまりよろしくありませんが)

自分で意識して他国の友達が一緒の場にいる時は日本語を話さない、
進んで日本人以外の人とも絡んでいくなど
ちょっと努力すれば何とでもなるはずです。

●日本人ばかりでつるんでしまい、他国の友人ができにくくなる

 
これもデメリットになってしまうかは、実はその人次第。
先述のアメリカ留学時代の友人は、日本人の友達も多かったですが、
それ以外の友達も多かったです。
だいたいの会話を「イエス!」「ノー!」で乗り切ってるって当時いってました。笑
それでも友好関係は成り立つわけですから、最終的には
その人のパーソナリティだということになります。

●語学学校や職場などに日本人が多いと留学している感覚が味わいづらい

 
これも語学学校に通っていると陥りがちな感覚ですが、
そもそも日本人以外のクラスメイトも留学生なわけですし、
どんな国や都市の語学学校に行っても、その点はかわらないと思います。
もしローカルの人とつながりたいのであれば、
語学学校ではなくローカルの人が行く大学を、
日系の職場ではなくローカルの職場を選ぶといいかと思います。

●日本人を頼ってしまい、自分で何とかする力が減る

 
どうしても日本語で情報を集めた方が正確で早いので、
オンラインでも日本語検索をしたり、現地にいる日本人に聞いたりして
色々なことを済ませることは多いと思います。
例えば携帯の契約や銀行の口座開設など、
専門用語が出てきそうな場面だと、「わからなーい!不安!」となって
日本人を頼りがち。
正直、これについては、悪いことではないと思います。
わからないまま契約して、あとでトラブルになるのも大変なので。
ただ、自分でなんとかしてみようとすると、
銀行で今まで知らなかった単語の意味をたくさん知ることができたり、
携帯の料金プランの仕組みを理解することができたり、
留学ならではの醍醐味があると思います。

なお、当サイト「虹ぐらし」では、そんな方のために銀行開設や
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留学・ワーホリで英語が上達するかしないかは人それぞれ

 
日本人が比較的多いバンクーバーでも、
英語力をアップさせられるかどうかは人それぞれ。
日本人の多い環境に身を置いて、日本語ばかり使っているのでは
おそらく英語の上達は目覚ましくはないでしょう。

逆に、地元の人が多くいる環境に身を置き、
日本人の友達がたくさんいても、その他の国の友達とも
多く関わる人は、英語の上達には影響ないと思います。

バンクーバーで英語力を最大限にアップする
留学・ワーホリのコツは

●語学学校へ行こうと思っている人は、大学付属のESLを選んでみる

 
語学学校はバケーション感覚で来てる人も少なくないのに対し、
大学付属のESLは本気で英語を勉強したいという人や、
大学進学を前提に通っている人が多いので、
より真面目に英語の学習ができます。

また、日本人も少ないのではないかな?という印象。
現に私は大学のESLに通っていたことがありますが、
同じクラスには私ともう一人、他のクラスでも、
だいたい日本人は一人いるかいないかでした。

●語学力がある程度ある人は、大学留学も検討してみる

 
実際、大学留学は長期となるので難しいと思われる人もいるかもしれませんが、
卒業を目標にせず、入学して少しだけ単位とって帰国というかたちも取れるので、
ある程度語学力のある人は大学へ入ってみるのもおすすめ。
私はローカルの生徒が通う大学に2年ちょっと通いましたが、
そこでできた友人の中で今でもよく遊ぶのは全員カナダ人です。
日本人も同じ授業で私以外に一人いるかいないかだったので、
日本語を使うことはほぼありませんでした。

●英語環境での仕事が難しいと思う人はボランティアをしてみる

 
ボランティアは、英語力を身につけるには本当におすすめ。
正直、語学学校に行くよりも練習になるんじゃないかなと思います。
例えば語学学校を午前中のみにして、午後をボランティアの時間にあてるなどすれば
授業料も安く済み、生の英語も学べるという何ともお値打ちなプランの出来上がりです。
特に語学学校では、「学校の先生が話していることはわかるけど、
学校の外でカナダ人同士が話しているのにはさっぱりついていけない」
という人も多いと思います。
そんな人には特に、ボランティアなどで、カナダ人の生の英語に触れることをおすすめします。
(ボランティア先を探すお手伝いなどもできますので、ご連絡ください!)

●生活するエリアをバンクーバーのダウンタウンから外してみる

 
仕事を探すにしろ、学校に行くにしろ、ダウンタウン以外の場所で
生活してみると、日本語ばかりの環境にはならないはずです。
グレーターバンクーバーと呼ばれる、バンクーバー近郊都市を外して、
アボッツフォードやラングレー、チリワックなどに行ってみるのも手。
ビクトリアのあるバンクーバー島での生活もいいかもしれません。
 

●ミートアップやワークショップ、ヨガクラスなどに積極的に参加してみる

 
英語を練習しようという主旨の、
留学生の多く集まるミートアップも多くありますが、
例えばサッカーのミートアップや20〜30代の女性で集まるミートアップなど、
多くのミートアップがあるので、
留学生に限らず集まるミートアップに行ってみるとよいと思います。

また、ワークショップやヨガクラスに行くと、
講師の人は留学生向けにはしゃべってくれないので笑、
より生の英語が学べるはず。
そのクラスメイトとも友達になれれば、地元の人ともつながれるので、
いいことづくしです。

というわけで、日本人の多いバンクーバーでも、
多くの工夫で英語力のアップは見込めます。
さらに日本人が多いならではのメリットもたくさんあるので、
ぜひ気候のよいバンクーバーに皆さんおいでくださいませー。

なお、カナダの大学で保育を学び、現地保育園に就職した
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