[海外移住]カナダで働くには?就労ビザの種類や申請時の注意点など

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カナダの大学を春に卒業し、すぐにポストグラジュエートビザ(略してポスグラ)
という就労ビザを申請していた私ですが、ついに先日ポスグラが無事おりました!
私は2年のプログラムを修了したため、ポスグラの有効期間は3年。
合法的にあと3年はカナダに滞在できるということになります。

我々は渡航前からカナダで永住権を取ることを目的にしていたので
「海外で働くにはビザが必要」「ビザを取るためには学校へ行かなければいけない」
などある程度知識があったのですが、そもそも海外移住するなら
ビザまたは永住権が必要ということにピンと来ていない方もいるのかもしれないと思い、
今日は私の取ったポスグラに加えて、カナダに住んだり働いたりするには
どのようなビザをどのように取ればいいかを簡単にご説明しようかと思います!
(※私はビザコンサルタントではないので、ここに書く情報はあくまで一般論で私の個人的な解釈です。
ビザについてのアドバイスは公認コンサルタントにお問い合わせください!)

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ビザの種類

カナダに来たいという人は、大きく分けて下記のビザのいずれかを取得するのが一般的。
カナダに家族がいる人などはまた変わってきますが、
全てを書いていると超長文になってしまうのでここでは一般的なものだけを紹介します。

ビジタービザ

カナダに観光で来る場合はビジタービザと呼ばれる観光ビザが必要ですが、
日本人はビジタービザが免除されているのでビザの申請は不要です。
ただし、カナダに空路で来る場合はeTAという電子渡航認証が必要になってくるので
予め48時間以上前にオンラインで申請しておく必要があります。
イメージはアメリカのESTAのようなものです。
あとは入国時にパスポートを見せれば手続きをしてくれます。
ビジターでは半年間カナダに滞在することができます。
学校へはいけますが、働くことはできません。

ワーホリで来て最初は語学学校へ行きたいと思っている方は、
ビジターで入国し学校が終わったらワーホリに切り替えると
最大で1年半いることができ、1年まるまる働くことができます。

学生ビザ

半年以上学校へ行く人が必要となるビザ。
学校によりますが、大学や専門学校などに通う場合は
週に20時間まで、夏休みの間はフルタイムでの就労が可能です。
特に大学に行くと学費も高いので、予算的に難しいという方もいると思いますが
週に20時間働ければかなり生活もしやすくなるのでおすすめ。
ただし私は最初の1年目は授業についていくことや課題をこなすことに必死で
働く時間は全くありませんでした。

学生ビザを保持するためには1セメスターにつき9クレジット(3授業)取ればいいので
3授業づつ取りながら働けばバランス的にはいいかもしれません。
(その分卒業が遅れるので、どっちがいいかですが・・)
ちなみに私の通ったキャピラノ大学の場合は春秋セメスター1つにつき4授業、
夏のセメスターで2授業取ると2年で卒業することが可能です。
専門学校の場合だと午前中が学校で午後から働くという人が多いとも聞いたことがあります。

就労ビザ

文字通り就労を可能にしてくれるビザです。
この就労ビザを取得するのが海外移住のポイントとなるかと思います。
雇用主がサポートをしてくれて取得できる就労ビザ
(その就労先を退職した場合はビザも無効となります)、
30歳以下であれば申請ができるワーキングホリデービザ、
公立大学を卒業すると申請できるポストグラジュエートワークビザなどがあります。
ポスグラは昔は専門学校でも取得ができた時期もありましたが、
今はできなくなっています。ただ、専門学校にいってダメ元で申請して、
ポスグラがおりたという人も少なくないようです。
私は時間もお金も無駄にしたくないので、確実な公立の大学にしましたが・・。

ではどのようにビザを取得すればいいの?

ビジターで入る場合は、上記で述べたようにeTAをオンラインで申請すればOK。
学生ビザや就労ビザからビジターに切り替えたい場合は、
ビジターに切り替えたい理由を伝えて申請すればいいようです。

学生ビザは通う学校からLetter of acceptanceという入学許可書をもらってから
申請する必要があります。また、政府指定校でないと学生ビザが発行されないため、
学校選びのときは注意が必要です。

就労ビザについては詳しくないため簡単に説明することができないのですが、
ワーホリの場合は18歳以上で31歳の誕生日前までに申請をすればOKのはず。
ただ、昔は先着順だったのですが最近は抽選になってしまったようなので
渡航してからワーホリに切り替えるプランを考えている方は入念な計画が必要となるかと思います。

雇用先にサポートしてもらい就労ビザを取得するのは一般的に難易度が高いとされています。
例えば私のように保育の勉強をしている人は、実習先にそのままサポートをお願いして
就労ビザを申請するという人もまれではないようです。

また、国外から就職先を探し、オンライン面接などを経て採用が決まり、
ビザのサポートをしてもらってビザがおりた際に渡航してきたという人も
何人か聞いたことがあるので、不可能ではありません。

一番一般的なのは、ワーホリや学生ビザで働いていた雇用先に相談をして
そのままサポートしてもらうこと。条件も色々あるしすべての雇用先で
可能というではありませんが、現実的な方法です。

私の取得したポスグラは、年齢制限もなく雇用先のサポートもいりません。
カナダの公立大学を卒業することが条件で、
1年のプログラムで1年、2年以上のプログラムで3年の就労ビザの取得が可能。
(2年未満は通学した期間と同等分の就労ビザがおります。)
しかし、かかる費用が高い・・!
2年半大学に行ったので学費で500万円ほどかかりました。

詳しい経緯は「カナダの大学で保育士の勉強をしようと思った理由」で書いていますが
大学に行くことを決めた大きな理由の一つは、「夫に就労ビザがおりる」ということ。
私が学校に行っていればその間と、卒業してから私がポスグラを得れる期間の
最大5年間、オープンワークパーミットという雇用先のサポートが必要ないビザが取得できます。
5年あればどちらかが永住権取得へ向けて何かしら行動できるだろうという判断で
大学に行くことにしたのでした。

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ビザ申請の注意点

というわけで私が大学卒業をしたあと、ポスグラの申請をしたわけですが、
なんと私のビザはおりたのですが、夫のビザは却下されてしまいました。

学生ビザの延長や、実習時に必要だったCoopビザなど、
いつも大学のビザカウンセラーに相談しビザ申請をしており、
今回も卒業前にカウンセリングに行ってビザを申請したのですが、
どうもカウンセラーの情報は最新ではなかったようでした。

というのも、2年ほど前から配偶者就労ビザは、
ポスグラを取得した人の雇用先からのレターがないと
申請ができないという風に変わっていたようです。
私達が渡航したときは、そのような条件もなかったため
疑うこともせず申請をしてしまったのですが、
結果却下ということになってしまいました。

幸いにも、私は雇用先がすでにあり、おそらくレターも発行してもらえると思うので
再申請が可能ですが、ちょうど却下された直後に夫がアメリカ旅行に行く予定があったので
再入国ができるか不安な日々を過ごしました。
私のビザが出発直前に届いたのでビザのコピーをもっていき、
レターをもらったあと再申請するからビジターで入れてくれと説明してやっと再入国できたようです。

ポスグラを申請できる学校は、公立大学に今は限られていますが、
オンラインのコースは不可など、他の制約もあります。
私はオンラインの授業を1つ取っていたこともありますが、
基本的には対面授業が前提のプログラムなので問題無し。
学校から発行されるTranscriptにもオンラインの授業の単位か
対面授業で取った単位だったかは記載がなさそうなので、
同じような境遇の方は参考にしていただければと。

また、もう一つ気をつけなければいけないことがありました。
それはパスポートの残存期間。
私のパスポートはあと5年以上あるので問題なかったのですが
夫のパスポートはあと1年ちょっとで切れてしまいます。
仮に就労ビザがおりていたとしても、パスポートの期限までしか出ないそうなので
どっちにしろ再申請が必要となったようでした。
なのでアメリカ旅行から帰ってきたあと、パスポートの切り替えを先にして、
その後レターをそえて再申請という流れになりそうです。
どっちにしろパスポートの切り替えも残り1年を切らないとできないそうで、
今の時点では何もできないのですが・・。

というわけで一言で海外移住といっても、一番に考えないといけないのがビザ。
今のところ当初の予定通りでビザは降りているので、
永住権取得に向けて、まだ順調に走っているところではありますが、
色々なビザに関する経験を踏まえて、
やっぱり少しお金がかかっても、ビザコンサルタントの助けがいることも多々あるなと思いました。

ポスグラの申請に関しては雇用先のレターもいらないので、
パスポートの期限に注意して、慎重に行えば自分でも申請が十分可能ですが
今回の夫の再申請に関しては、一度却下されたステータスを
ひっくり返さないといけないこともあり、ビザコンサルタントにお願いしようと思っています。

カナダ移住やワーホリ・留学を検討している方の参考になればなと思います!

 

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