ポルトガル「BOOM FESTIVAL」完全ガイド!行き方や過ごし方は?

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[OUR ENDLESS HONEYMOON 37-39日目]

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さて、ポルトガルではIdanha-A-Novaで開催されたBoom Festivalに参戦してきました!
日本ではフェスに行きまくっていた私ですが
普段トランス全く聞かないので知ってるアーティストはほぼ皆無、
どうなることやらと思っていましたが
フェス自体は会場も素敵でキャンプも快適で楽しかったです。
というわけで今後行きたいかもという方の為にも詳しいレポートを書こうと思います!

ここからはちょっと内容が深くなってしまうので、
あまりフェスに馴染みのない方にはわかりづらいかもしれませんがご了承を。

■規模
大きいと思い込んで行きましたが、思ったほど大きくなかったです。
ステージ自体は6つ。

メインであるDance templeステージは、夕方の数時間音が止まるだけで、21時から次の日の17時くらいまでアクトがあります。

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Dance Templeのステージの大きさは、フジロックのレッドマーキーの半分くらいでしょうか。(※私のイメージですが)

屋根があるので昼でも日差しは防げます。

二番目に大きいのがArchemy circle。

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テクノっぽい感じ中心の音だったので、私はこのステージに一番よくいたと思います。
ここも夕方音が止まり、夜から再開。
大きさはDance Templeの半分くらいでしょうか。

あとはトーク中心のステージ(!)とか、
シンギングボウルを鳴らしてその中でみんな寝てるとか、
不思議なステージもありましたが、
中心は上記二つ。

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ステージ間の移動もそんなに距離はありません。
場内シャトルもあり、トラックの荷台に飛び乗れば、ステージからステージの移動もラク。

動員は何人くらいかわかりませんが、湖回りはビーチのようになっており、
泳ぐ人もいれば寝転んでる人もいますし、
ステージもきゅんきゅんすぎることもありません。

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それでもチケットはソールドアウトなので、人口密度的にはとてもいい環境でした。

前情報ではゲートからキャンプサイトまでがかなり遠いらしいとの情報もありましたが、
どうやらそれは改善されたようで、そんなに気になる距離ではありませんでした。
フジや朝霧に比べればむしろ近いくらいでした。

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■チケット
オンラインで購入しましたが、PDFを出力し、(名前や住所、生年月日が入っています)
ID照合ののち入場。
今年はだいぶ前に公式サイトでチケット売切れと出てたにも関わらず、
当日チケットがないまま来てた人が何人かいました。
ダフ屋もいなかったので、なかなか当日チケットなしでの入場は難しそうでした。

■ごはん
レストランと呼ばれる、出店がたくさん出ています!
ドリンクは日本より安く、ごはんは日本より高めです。
ビールが1缶2ユーロだったので、重い思いをして持ち込むより
現地で冷たいお酒をその都度買うのがおすすめ!
(私は少し買って行きましたが)
ちょっと記憶が曖昧ですが500mlペットボトルの水が1ユーロ、
コーラなどが1.50ユーロだったはず。

ごはんは一皿6〜10ユーロ。
結構量が多いものもあるので、シェアするのも一つの手かも。
サンドイッチやピザなどもあれば、ごはんとおかずのようなプレートやパスタ類もあります。

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ベジタリアンフードもあり、どこもなかなかおいしいです。

量が多くて残そう(捨てよう)と思ってゴミ箱に近づくと、
人が寄ってきて、「捨てるならちょうだい」と言われます。

これには驚き!

まあ食べ物粗末にするくらいなら全然あげるけど、
さすがにちょっと気が引けやしないか…。

ちなみにキャンプサイトでの火の使用はできないため、なかなか自炊はしにくいですが、
共用の野外キッチンがあり、そこでは調理可能。

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キャンピングカーで来た人は、車の中で調理している人もいました。

■スーパーマーケット
なんとこのフェス、24時間オープンのスーパーマーケットがあります!

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パンやフルーツ、ジュースを始め、
日焼け止めや電池など、キャンプに必要そうなものが売っています。
テントすら売ってました。
朝ごはんはスーパーでパンとジュースを買ってテントで食べるということが可能。
素晴らしい!

混んでる時間はちょっと並ぶこともありますが、そんなに大した列はできてません。
商品も随時補充されているため、全部売切れってこともなかったです。
パンは2ユーロほどでクロワッサンとか惣菜パンとか結構おいしいです。
水も5Lくらいのペットボトルで売っているので、便利。

水はちなみに水道水が飲めるって公式サイトには書いてありましたが、
隣のテントの人があんまりおいしくないしおすすめしないって言ってたので、
ペットボトルの水を常に飲んでいました。
そんなに高くないですし。

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■ATM
またまた驚くことに、このフェス、ATMが存在します!笑
確かに大金を持ち歩くのも怖いけど、長蛇の列なのでできるだけ
ATMには頼らない方がいいなと思いました。
この旅行中も、結構ATMによってはカードで引き出せなかったこともあったので
できるだけ持ってきた方がいいかと。
とはいうものの両替所はもちろんないし、ほとんどの出店でクレジットカードは
使えないので現金は大事。

■充電スポット
携帯が使えないので一回も使いませんでしたが、
充電スポットもあるそうです。
ただしここも人がいっぱいだった気がします。

■Wi-Fi
一つ前の記事でも述べましたが、インフォメーションカウンターに
パスワードが書いてあったので、一応その周辺では使えそうですが
私のiPhoneではつながりませんでした。

■アプリ
BOOMのアプリがあって、日本にいるうちにダウンロードしました。
タイムテーブルや地図がオフラインでも見れるのでオススメ!

■トイレ
いっぱいあるのでそんなに並びません。
トイレットペーパーが外にあって、それを必要な分だけとって並んで入ります。
なるほど、それであれば入ってから「紙がない!」ってこともないし、
補充もだいぶ楽ですね。

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そして日本のように一列に並んで空いたとこから入る形式ではなく、
適当に横並びに並ぶので、前の人が長いこと入っていると自分の番がなかなか回って来ません笑
隣の人とかちあいそうになったときも、結構みんな譲り合って
「先にどうぞ」っていう感じで(特に女子には譲ってくれる!)ストレスはありません。

しかもぽっとん形式だけどにおいがほとんどありません。
自然のバクテリアがどうとかという処理をしてるみたいです。ハエはいるけど。

トイレのドアもアーティスティックでオシャレです。

だいたい日本のフェスではトイレがものすごく混むので、
トイレにそんなに並ばなくていいのが本当に快適でした。

■風呂・シャワー
ビーチにあるようなシャワーがキャンプサイトにあります。
6-12時と16-24時(確か)までで、冷たいシャワーなので、もう汗かかなさそう!という夕方入るのがオススメ。あまり遅くに入ると寒いです。笑

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シャワーは個室とオープンとあって、どちらも男女共用。
オープンのシャワーでは男女気にせず裸になって入る人もいるので
(水着や下着のままはいる人もいます)
結構最初は勇気が入りますが、慣れてしまえばそんなに気になりません。

並ぶときは10〜15分並びますが、オープンの方は特に列が進むのは早いですし、
長蛇の列ってことはないです。
土ぼこりがすごいので、着いた日以外は毎日ちゃんと入りました。

■環境
上記のように、土ぼこりがかなりすごく、駐車場の車は土まみれです。
のども気をつけていないといがいがになります。
私はストールを口周りに巻いてなるべく吸い込まないようにしてましたが、
みんなあんまり気にしてる様子はありませんでした。
白いTシャツはその後洗ってももう真っ白には戻りません。笑
(白以外の服で行くことをおすすめします!)
水を巻くトラックがいるものの、そんなに土ぼこりは収まってませんでした。笑
昼は暑いから、クールダウンは出来ますが。

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また、夜の寒さについてですが、寒いかと思って長袖やダウンも持って行ったものの、ほぼ使わず。
夜中は踊っていればもちろん寒くないし、ステージにいれば熱気もあるため、そんなに寒くありません。
ステージからキャンプサイトに帰る時や、ステージ以外に座っていると寒いので、
冬用ストールを常に持参して歩いていました。
寝袋も夏用だとちょっと夜中寒い程度。
長袖きて寝てちょうどいいくらい。
但し朝は暑くなるので、自動的に8時半くらいには暑さに起こされました。

昼間はテントにいれないので、タープがあればベストですが、
木が結構あって、木陰はとっても涼しいので、日が出てるうちは木陰で寝ることも可能。
結構みんなそこらで寝てました。

日なたは暑いので熱射病などに注意!

■飲食店以外の出店
服やアクセサリーなどのお店がたくさん出てるので見て歩くのは楽しいです。

■行き帰り
公式サイトには、行きについてはバスの時間など事細かに書いてありましたが、
帰りについての記載が一切なし。
インフォメーションカウンターでバスの時間など聞いてきたのですが、
最終日とその次の日は定期的にCastelo Brancoまで直通バスが出てるとのことでした。
ただし一時間くらい並ぶらしく、時間には余裕を持ってと言われました。
電車は臨時便が出るわけではないと思うので、
Castelo Brancoから電車乗れるんだろうか(指定席制なので)と心配していたんですが、
日本から別便できていた友達が車に乗せてくれることになったので、
帰りは交通機関を使いませんでした
(行き方については一つ前の記事いよいよポルトガル!BOOM FESTIVALへ参照)

友達は車ごとキャンプできるキャラバンサイトにいたので、
帰りスムーズに会場から出れるんだろうかと心配してましたが、
意外にもそんなに渋滞はしなかったです。

日本のフェスと比べると相当そのあたりは快適です。
日本の大型フェスは渋滞とか人の列とかすごいですから。

帰り道にはヒッチハイクというか、
乗り合いさせてほしいという人がたくさん並んでいました。

ちなみに公式サイトにliftshareというリンクがあり、そこで相乗り募集もできました。
大概みんな乗せて欲しいので笑、私も登録してみたものの
結局相手を見つけることはできませんでしたが、いいシステムだなと思いました。

■アフターパーティー「Utopia」
8/12-14でアフターパーティーが開催されていましたが、
場所や行き方などの詳細が全くなし!笑
私たちは行かなかったのですが、友達の何人かが行くとのことで場所を聞いてみたところ、
地図もなく、「○○という街のキャンプ場へ行ってください、
ここから120kmほど、2時間くらいです」というレベルでの回答。
ナビがあるわけでもなければWi-Fiもないので場所も調べられず。笑
ものすごくアバウトな情報で大変でした。
車で行く人は、地図はあった方がベターです。

そもそもアフターなのになんでそんな遠いところでやるのだろうか…。笑

■アート
会場のデコはすごく凝っていて、カラフルでした。

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中にはちょっとけばけばしいものもありますが、夜はプロジェクションマッピングがあったり
ライティングでのデコがあったりでまた素敵。

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ちなみに私はBOOM FES全体で使われている書体が好きでした。
これありものなんだろうか?それともオリジナルで作ったんだろうか。
ゴミ箱の分別名もこの書体で書かれてたりして統一感があります。

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■音
つらつら色々書いてきましたが、一番メインである音についてはほとんど書いてません。
なぜならば、あまり詳しくないジャンルだから!笑
すみません、私自身が基本ロック中心で聴いてきて、ダンスミュージックとか四つ打ち系に少し派生するレベルなので、
あえてこのレポートは音には触れずにします。

ただBPMが早い音楽は踊りづらくて、私はBPM130くらいがちょうど好きだなあと実感しました。

■客層
おそらくヨーロッパ勢が9割。まれにみるアジア人はだいたい日本人。

むしろポルトガル人はほとんど会わなかったくらい外国人が多いので、大抵英語での会話です。

みんな水着とか上半身裸とかで、日焼けは心配でないのかというファッション。
日本のフェスファッションみたいな人はほとんどいません。
中には完全に全裸の人もいました。(男女ともに)日本なら捕まるなー。

みんな外交的(?)なのでその場で知らない人としゃべることもあったり
テントの隣人とも毎日挨拶を交わしたり。

みんな仲間って感じでした。

8/11の朝6時までという開催時間でしたが、実質8/10の夜中で終了。
タイムテーブル上は8/11に日付が変わった頃にメインステージ終了のはずでしたが、
結局3時くらいまでやってたようです。

8/11の何時までに出てください、ということもなく、みんな好きな時間に帰る感じでした。

ポルトガルの暑さにはやられそうになりましたが、まあまあ設備が整っているので、
総じて過ごしやすいフェスだったかなと思います。

ちなみに2015年はBOOM FESTIVALは開催されず、次回は2016年8月11日〜18日のようですね。

行かれる方は楽しんでー。

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